FAXが届かないときに確認すべきこと
FAXを送ったのに「届いていない」と言われた経験はありませんか? FAXの送信トラブルにはいくつかの典型的な原因があります。この記事では、FAXが届かない5つの主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。
原因1: FAX番号の入力ミス
最も多い原因がFAX番号の入力ミスです。1桁でも間違えると、まったく別の場所に送信されるか、送信エラーになります。
よくあるミス
- 市外局番の「0」を付け忘れる(例: 3-1234-5678 → 正しくは 03-1234-5678)
- 電話番号とFAX番号を混同している
- 古い番号を使っている(番号が変更されている)
- ハイフンの位置を間違えている
対処法
- 送信前にFAX番号を復唱確認する
- 名刺や公式サイトで最新のFAX番号を確認する
- 初めての相手には、事前に電話で番号を確認するのも有効
原因2: 相手のFAX回線が話し中(ビジー)
相手のFAX機が別の通信中だったり、電話と回線を共用している場合、「話し中」になってFAXが送れないことがあります。特に中小企業や個人事業主では、電話とFAXが同じ回線を共有しているケースが多く、電話中はFAXを受信できません。
対処法
- 5〜10分後に再送信してみる
- 相手に電話して「今からFAXを送る」と伝える
- 何度試してもダメな場合は、相手にFAX回線の状態を確認してもらう
- お昼休み(12:00〜13:00)や始業直後(9:00〜9:30)は電話が集中しやすいため、その時間帯を避ける
原因3: 相手のFAX機の用紙切れ・トナー切れ
相手側のFAX機が用紙切れやトナー切れの場合、FAXを受信できないことがあります。最近のFAX機はメモリ受信機能がありますが、メモリが一杯の場合は受信拒否されます。
対処法
- 相手に連絡して、FAX機の状態を確認してもらう
- 用紙やトナーを補充してもらった後に再送する
原因4: 回線の不具合・FAX機の故障
電話回線のトラブルや、FAX機自体の故障が原因で送受信できないケースもあります。
よくある症状
- 送信が途中で切れる
- 「通信エラー」が表示される
- 受信したFAXが真っ白・真っ黒になる
相手先がひかり電話・IP-FAXの場合
近年、従来のアナログ回線からひかり電話(光IP電話)に切り替える企業や家庭が増えています。ひかり電話でもFAXの送受信は可能ですが、アナログFAXとの互換性の問題が発生することがあります。
- 通信速度の不一致: 従来のFAX機は14400bpsで通信しますが、ひかり電話経由だとパケットロスが発生し、途中でエラーになることがあります
- エコーキャンセラーの干渉: ひかり電話のエコーキャンセラー機能がFAX信号を音声と誤認し、信号を歪めることがあります
- 対処法: 相手がひかり電話を使っている場合、FAX機の通信速度を9600bps以下に下げると改善することがあります。また、ルーターの設定で「FAXモード」がある場合は有効にしてください
対処法
- FAX機の電源を入れ直す
- 電話線の接続を確認する
- 別のFAX番号にテスト送信して、自分側の問題か相手側の問題か切り分ける
- FAX機の通信速度設定を確認し、低速(9600bps)に変更してみる
- 改善しない場合は、電話会社やFAX機メーカーに問い合わせる
原因5: 国際FAXの番号形式ミス
海外にFAXを送る場合、番号の書き方を間違えるとまず届きません。
よくあるミス
- 国番号を付けていない
- 国番号の後に「0」を付けている(例: +81-03-... → 正しくは +81-3-...)
- 国際電話発信番号(010)の付け忘れ(固定電話から送る場合)
正しい番号形式
日本から海外に送る場合:
- 固定電話: 010 + 国番号 + 相手番号
- インターネットFAX: +国番号 + 相手番号
海外から日本に送る場合:
- +81 + 市外局番の最初の0を取った番号
対処法
- 国際FAXの番号形式を事前に確認する(FAX番号の正しい書き方の記事も参考にしてください)
- オンラインFAXサービスを使えば、国番号を選ぶだけなのでミスが減る
FAXエラーコードの見方
FAX機やオンラインFAXサービスでは、送信失敗時にエラーコードが表示されることがあります。代表的なエラーコードとその意味を覚えておくと、原因の切り分けがスムーズです。
| エラーコード | 意味 | 主な原因 |
|---|---|---|
| E1 / NG(ビジー) | 相手が話し中 | 回線共用、別のFAX受信中 |
| E2 / NG(応答なし) | 相手が応答しない | 番号間違い、FAX機の電源OFF、回線障害 |
| E3 / NG(通信エラー) | 通信途中で切断 | 回線品質の問題、ひかり電話との互換性 |
| E4 / NG(メモリフル) | 相手のメモリが一杯 | 用紙切れでメモリ受信に切り替わり、メモリも満杯 |
| E5 / NG(タイムアウト) | 制限時間内に通信完了せず | ページ数が多い、回線品質が悪い |
※ エラーコードの表記はメーカーによって異なります。上記は一般的な分類です。
タイムアウトについて
FAX送信にはタイムアウト設定があります。一般的には1ページあたり60〜120秒が目安で、この時間内に送信が完了しない場合はエラーになります。ページ数の多い文書や、画像を多く含む文書は送信に時間がかかるため、タイムアウトが発生しやすくなります。
対策としては、以下が有効です:
- 不要なページを削除して送信枚数を減らす
- 画像の解像度を下げる(FAXの標準解像度は200dpi)
- FAX機の通信速度設定を確認する
送信履歴の確認方法
FAXが届いたかどうか不安な場合、まず自分の送信履歴を確認しましょう。
従来のFAX機の場合
- 送信直後に印刷される送信結果レポートを確認(「OK」なら成功、「NG」なら失敗)
- FAX機のメニューから通信管理レポートを印刷すると、過去の送受信履歴を一覧で確認できます
- 機種によっては、最後の送信結果を画面に表示する機能もあります
オンラインFAXサービスの場合
- 送信状況がリアルタイムで画面に表示される
- 「送信中」「送信完了」「送信失敗」のステータスが明確にわかる
- メールで送信結果の通知が届く
FAX送信の成功率を上げるコツ
- 送信前に番号をダブルチェックする
- 送信結果レポートを必ず確認する
- 重要な書類は相手に電話で到着確認する
- ピーク時間帯(9時〜10時、13時〜14時)を避けると、回線が空いていることが多い
- 複数ページの場合は、送付状に総ページ数を記載する
- 1回で送れない場合は、数ページずつ分割して送信する
- 原稿の文字サイズは12pt以上にする(小さい文字はFAXで潰れやすい)
オンラインFAXなら送信失敗がすぐわかる
従来のFAX機では、送信が成功したかどうかを確認するには結果レポートを見るしかなく、見落としがちです。
QuickFax JPのようなオンラインFAXサービスなら、送信状況をリアルタイムで確認でき、失敗した場合はすぐに通知が届きます。さらに、相手のFAX機に届かなかった場合は自動で全額返金されるので安心です。従来のFAX機やコンビニFAXでは送信失敗しても料金が返金されないケースがありますが、QuickFax JPでは送信失敗時に自動返金されます。
また、オンラインFAXは電話回線の品質に左右されにくく、サービス側で最適な通信設定(通信速度の自動調整、リトライ機能など)が行われるため、従来のFAX機より送信成功率が高い傾向にあります。
原因がわからずFAXが届かないときは、オンラインFAXを試してみるのも一つの方法です。